コラム
Column

- HOME
- コラム
公開レポート
自己投影を促す看板デザイン:ブラジルの教育機関の看板事例
2025年8月26日街を歩く。あるいは車窓から流れる景色に目をやる。ふと、視界の片隅に飛び込んでくる「看板」の存在に、私たちはどれほどの意識を向けているだろうか。多くは情報として消費され、時に風景の一部と...
時代を超えて心に刻む「愛」の広告:野立て看板が語る物語
2025年8月22日街角に立つ野立て看板は、ときに時代遅れの遺物のように見られることがある。だが、果たして本当にそうだろうか?デジタル広告の洪水の中で、私たちの視線は散漫になり、情報は砂のように指の間から...
新潟なんて、米と水だけだと思ってた私が浅はかだった件。
2025年8月20日世の中には『地方創生』だの『地域の魅力発掘』だの、耳障りの良い言葉が溢れかえっている。正直なところ、私にはあの手の話はどうも胡散臭く聞こえるのだ。本当に魅力があるなら、わざわざ『発掘』...
風景を切り取る広告:アゼルバイジャンのマクドナルドが示す「最小のディテール、最大の効果」
2025年8月1日ふと目を奪われる看板がある。言葉よりも雄弁に、色鮮やかなイメージよりも鮮烈に、私たちに何かを語りかけてくる。今回紹介したいのは、そんな「看板広告」が持つ根源的な力、そしてその細部に宿る...
英国、旅行オンラインサービスが展開する「旅の看板広告」が秀逸な理由
2025年7月28日私たちは日々、無数の情報に囲まれて生きている。特に都市空間においては、視界のあらゆる場所に広告が溢れかえっている。その膨大な情報の波の中で、一体どれだけのメッセージが私たちの心に響き、...
街角のローマ兵とピザ:野立て看板王道デザインの深層
2025年7月18日こんな野立て看板を見つけた。古代ローマの兵士が、誇らしげにピザの箱を携えている。その姿は、まるで失われた秘宝を発見した探検家のように、あるいは、遥か昔から連綿と受け継がれてきた聖なる遺...
野立て看板に心奪われる理由(もしくは、看板の面白さを「発見」するインドの芳香剤のたくみな看板デザインについて)
2025年7月14日クルマの窓から流れていく、見慣れた国道沿いの風景。そこに林立する、おびただしい数の野立て看板。正直に言おう。かつて僕は、それらのほとんどを、風景を汚すノイズだと思っていた。思考の隙間に...
読ませる広告、考えさせる看板、記憶に残るブランド
2025年7月7日なんだ、これは。思わず、そう呟いてしまった。 緑豊かな木々を背景に、静かにたたずむ3枚の黒いパネル。ミニマルアートの展示か、あるいは何かの社会的な声明文か。左のパネルには、モノクロの女性...
Canvaが仕掛けた斬新な野立て看板キャンペーン
2025年7月4日街を歩いていて、ふと目にした広告に「やられた!」と膝を打った経験は、あなたにはあるだろうか。思わず二度見し、スマホを取り出して写真を撮り、誰かに「これ、すごくない?」と送りたくなるよう...
立ち止まる壁──ロンドン地下鉄のOOHから読み解く、現代の“野立て”戦略
2025年6月23日情報が秒速で生まれ、そして忘れ去られていく現代。私たちは、スマートフォンの画面に映し出される無数の広告の奔流の中を、まるで無意識に泳ぐように生きている。クリックひとつで世界中の情報にア...
女王陛下、ごめんなさい。英国王室御用達シリアルが「新しい女王」にひざまずいた日
2025年6月18日ロンドンの街を歩いていると、時折、思わぬ場所で“事件”に遭遇する。それは凶悪犯罪の話ではない。誰かの愉快で巧妙な企みが、野立て看板というかたちをとって、通行人にこっそり語りかけてくる瞬間...
ロンドンの路地裏で出会う、野立て看板の愉快で巧妙な企み
2025年6月16日道に迷ったとき、人はしばしば看板を探す。いや、たとえ道に迷っていなくても、僕はしょっちゅう「何か面白い看板はないか」とキョロキョロしてしまう。野立て看板――それは、どこかの誰かが僕にこっ...