コラム

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公開レポート

女王陛下、ごめんなさい。英国王室御用達シリアルが「新しい女王」にひざまずいた日

2025年6月18日ロンドンの街を歩いていると、時折、思わぬ場所で“事件”に遭遇する。それは凶悪犯罪の話ではない。誰かの愉快で巧妙な企みが、野立て看板というかたちをとって、通行人にこっそり語りかけてくる瞬間...

ロンドンの路地裏で出会う、野立て看板の愉快で巧妙な企み

2025年6月16日道に迷ったとき、人はしばしば看板を探す。いや、たとえ道に迷っていなくても、僕はしょっちゅう「何か面白い看板はないか」とキョロキョロしてしまう。野立て看板――それは、どこかの誰かが僕にこっ...

ランドセルの向こうに見える未来を野立て看板で

2025年5月29日「お母さん、これ、ランドセル?」ある晴れた午後、ウィーンの街角を歩いていた親子の会話。幼い子どもが見上げる先には、大きな屋外広告看板。映っているのは、がれきに覆われた街を背に、「段ボー...

低予算だけど記憶に残る秀逸なデザイン ボリビア発の看板

2025年5月23日Yango「Twin Streets」キャンペーンの秀逸な看板デザイン「モジェス通りですか?それとも、モル通りですか?」電話の向こうの声が、わずかに困惑している。ラパスの雑踏を背に、男は携帯を握りしめ...

看板で紡ぐ言葉を超えて届くコカ・コーラの物語 

2025年5月20日看板が“話す”ことはあるのか?と聞かれたら、私はこう答える。「うん、時々、確かに話しかけてくる」と。それは大音量で叫ぶわけではない。静かに、けれど確実に。ときに道ばた、ときに街中のビルの...

コロナビールと夕日の切り口──ライムのかたちをした記憶

2025年5月14日メキシコで飲んだコロナビールの記憶ロンドンの街角に、ひときわ異彩を放つ看板が立っている。赤でもなければ、黄色でもない。太陽の沈み際にしか出せない、あの橙色。それが瓶の口にすぽりと収まる...

野立て看板とeバイクの冒険:フィンランドに現れた”ありえない風景”

2025年5月1日「丘はたくさんあるけれど、Haibikeには物足りない。」このコピーが、妙に頭に残って離れない。よく晴れた春の朝に、フィンランドのとある街角で人々が見たのは、視覚の常識を裏切る風景だった。その...

「最初に見えた“好き”」が、私たちの視界をも拡張する

2025年4月28日――視力を取り戻した瞬間、人はどんな景色を最初に愛するのでしょうか。ネパールの山あいで白内障手術を受けた少年は、手の中にそっと置かれたインスタントカメラを握りしめ、空へレンズを向けました...

マクドナルドの“超ドアップ看板”が語る、OOH×ブランディング

2025年4月3日街角や地下鉄の通路、ビルの壁面など、世界のいたるところで見かけるOOH(アウト・オブ・ホーム)広告。実はSNS広告全盛の時代にあっても、人々の目を奪う強力なメディアとして見直されている。なぜ...

「苦い真実が、子どもを守る?」――デュラセルの電池看板がもたらす意外なメッセージ 

2025年4月1日わたしたちの暮らしは、便利さを求め続けるあまり、ときに思いもよらぬ落とし穴をはらんでいる。とりわけバッテリーや電池の存在は、現代の家電ライフを支える要のようなものだ。体重計、リモコン、...

「巻き爪治療」看板が教える、消費行動を誘う看板デザインの黄金則

2025年3月31日「痛くない、切らない。」車で幹線道路を走っていると、視界にビビッドなオレンジが飛び込んできた。そこには大きな文字で巻き爪治療を訴えるキャッチコピーが躍っている。実際、野立て看板の使命は...

フランス産を食べよう、でも料理は世界中のアレ!?

2025年3月26日今回ご紹介する世界の野立て看板は、フランスの人気スーパーマーケット「Monoprix(モノプリ)」がパリ市内で展開した野立て看板キャンペーン。「EAT FRENCH(フレンチを食べよう)」というキャッチ...